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生命保険の多くは、自分が保険金を受け取るというよりは、家族、あるいはそれと同等の関係にある身内に対して保険金が支払われるという保険ですね。 死亡保障の場合は本人が受け取ることもできませんし、介護を始め、自力での生活が困難となった場合、その面倒を見る人に対して保険金が下りるのと同じようなものですから、基礎的にはこの立場で成り立つ保険と言えます。 その生命保険のドクトリンそのままに、被保険者が死亡あるいは高度障害によって自力での日常生活が不可能となった場合、受取人に対して保険金が支払われるのが、収入保障保険です。
利益繰延でなく課税されないヒミツの生命保険活用法(バージョン1.03)
この収入保障保険、一見定期の死亡保険と同じような印象を受けますが、相違点としては、死亡保証金を分割で受け取るという点があります。 分割で受け取るというところに意味があるということです。 手元に置いておくのは忍びないという方に対しての保険と言えます。 貯蓄性を内包しているということになりますね。
この収入保障保険には、確定年金タイプと逓減定期タイプがあります。 確定年金タイプの場合、死亡が確定した時点から、受け取り期間と支給回数を設定し、その通りに支払われていくという流れになります。 一方、逓減定期タイプの場合は、死亡時以降、保険期間満了時まで継続的に年金が支払われていきます。 このタイプでは、被保険者の死亡年齢が保険金総額に影響を与えます。 早く亡くなると、その分金額が増えるというタイプの保険ですね。
生命保険としては、比較的地味な立ち位置の保険です。 その為、見直し事例は少な目ですね。 分割で受け取るのは、安全性という面で言えば高く、望む声も見過ごせないほど多いのですが、やはり死亡保障を年金のように受け取るなぜなら、抵抗を感じる方もいるように思えます。 見直し事例としては、治療保険や介護保険などを見直しして、保険料の問題などから死亡保障のみしか無理という場合に、他の保険を解約してこの保険に加入する事例が見られるように思えます。
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